Kさん Tさん この度はご結婚おめでとうございます。
お天気もよく、気持ちのいい秋晴れとなった結婚式。
Tさんはご自宅で花嫁支度をされ、出立ちをなさいました。
ご先祖様とご親戚の皆様にご挨拶され、
「おめでとう」「よかったね」「いってらっしゃい」と
背中を押してくれる言葉がたくさんあったことと思います。
挙式は、Kさんのいとこ様がご住職をされているお寺にて
仏前式にて行われ、ご先祖様の前で夫婦になることを誓われました。
ご披露宴ではアットホームに、ご親族様のご紹介、
ガーデンでのフォトタイムなど、
ゲスト様とゆっくりお過ごしいただきました。
ご両家おひとり様ずつ挙手制のメッセージも
心あたたまる言葉ばかりでしたね。
親御様に宛てた花嫁の手紙では、
涙なしではいられませんでした。
Tさんのお父様がご健在のとき、
通院するため送迎してくれていたKさんに言われた一言。
「俺にはあげるものが何もないけど、TをKくんにあげるよ」
その時、おふたりはびっくりして笑ってごまかしてしまったこと、
その場できちんと返事ができずにごめんなさいと綴られていました。
おふたりはご実家も近く、お互いのごきょうだい様同士も仲が良いほど、
とても近い存在。
『遠回りをして結婚する運命だったかもしれません』と、
あの時言えなかった答えをこの日しっかりと答えられました。
そして、母親のようにお世話をしてくれた伯母様へのサプライズ花束。
お母様への花束と、亡きお父様へブートニアをプレゼント。
いざ目の前にすると、これまでのたくさんの想いと、
感謝の言葉を涙ながらにご挨拶されました。
持病の為に旅立たれたTさんのお父様と、
ご結婚式直前まで治療やリハビリを懸命に頑張られたKさんのお父様。
お父様の一言でご縁が結ばれたといっても過言ではないおふたりのご結婚に、
「この日をともに迎えられなかったけど、
天国にいるふたりで盃を交わしている」と、
誰もがそう思う一日でしたね。
会場の外で待っていた私は、いろんな気持ちが溢れ、
自然とTさんとハグをしていました。
年下の私に、おふたりのご結婚式をお任せくださり、
本当に感謝しております。
私はおふたりのご結婚式に携わることができて、
本当に嬉しかったです。
これからもおふたりらしい幸せのカタチを
仲良く築かれてください。
末永くお幸せに。
コーディネーター 渕田瞳
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